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キラキラバリキャリママにならなきゃ!というプレッシャーから解き放たれた話

by Meggy

このブログの結論

仕事もママ業も華麗にこなし、身なりも綺麗な「完璧キラキラバリキャリママ」にならなきゃ!というプレッシャーから解き放たれて、ダメな部分もある「働くお母さん」になっていこうと思った、という話。

私の話

3月に第一子を出産し、現在育休4ヶ月目。仕事はIT企業の広報。3年前に福岡にUターン転職したが、新卒から丸5年間は東京のスタートアップ企業で営業や人事として、(たぶん、一般的には)バリバリ働いていた。比較的若いタイミングでの独立起業(といっても実情はフリーランス)も経験した。仕事自体も、仕事を頑張る自分も好きだったし、仕事に誇りを持つ憧れの先輩もいた。そういう先輩は、仕事漬けの日々を送る一方、決まって私生活も充実させていた。私も仕事いちばん、私生活もいちばん!という具合に全力投球な日々を送った。

いろんな状況の変化があって生まれ故郷の福岡県に戻ってからも、新たな職場での仕事に明け暮れた。仕事も忙しく楽しく充実していた。ありがたいことに、登壇の機会も多くいただいた。一方、福岡はごはんもおいしく生活費は安く、私生活は嫌でも充実する(ほんとだよ)。そして結婚、程なくして命を授かった。

「出産ギリギリまで / 産後なる早で仕事をすべし」という価値観

さあ安定期に入った。出産にあたっては、業務を引き継ぎ産休・育休を頂く必要がある。私や胎児は問題なく妊娠期間を過ごしていたものの、何が起こるか分からないのが出産。労働基準法第65条では、「出産予定日の6週間前から産前休暇を取得することができる・出産の翌日から8週間は就業することができない」と定められている。しかし、私は「出産ギリギリまで働くべし」「産後なる早で復帰すべし」と考えていた。なぜなら、東京のスタートアップに身を置いていたとき、業界で有名なバリキャリママの講演に行くと「私は出産前日まで仕事していたw」「私は出産して1週間後にはアポ行ってたわw」とおっしゃっているのをよく聞いていたからだ。仕事ができる人は出産ギリギリまで働き、産後はなるべく早く仕事復帰するんだ。仕事が好きというのはそういうことなんだ!と信じていた。実際、そういう方はものすごくパワフルで生き生きしていて、すごいなぁと思った。私も、「仕事好き」な今を過ごしている以上、こんな風になりたい、いや、ならねばならない…!!!と思っていたのだ。しかし、すごいなぁと思う気持ちが大きいぶん、そんなことが自分にできるのか不安もあった。

めちゃくちゃ理解ある、柔軟な職場

幸運なことに私は、社長も人事も同僚もみんなとても柔軟で、個人の選択を尊重する感じの会社に勤めている。いろんな人に相談した上で、身体の具合も見つつ夫と話し合い、結局産前休暇はMAXの6週間前から頂くことにした。産前は、私の体調悪化=子どもが危険にさらされるということだから休んだ方がいいと判断したのだ。逆に産後は、私の身体から子どもが出たあとなので、いくら私が無理をしようが問題なかろうと判断したのだ。「よーし、産前しっかり休んで、なる早で復帰しよう」みたいな感じで。

産後の育休期間について、社長や労務担当はというと、「子の目まぐるしい成長はなるべく近くで見た方がいいんじゃない?無理すると身体にも良くないし、充分に育休を取得してもいいからね。でも、いつでも帰ってきてほしいから、メギーの好きなタイミングで復帰して!」と私にとって最高にありがたい形で送り出し、配慮してくれた。

私が産休に入ったのは2月頃。まさに、新型コロナウイルスの感染が日に日に拡大し発生し、日本中 いや世界中の状況が怒涛の勢いで変化していくなか、息子は誕生した。

(FacebookTwitterでたくさんお祝いの言葉を頂きました。久しぶりにお話しする方もいて、とても嬉しかったです ありがとうございました。)

産後うつ?不安と睡眠不足との戦いの日々が始まった

息子が生まれて5日間、産院に入院している間は元気だった。(産後ハイだったんだな、今考えると。)退院してからはしばらく実家にお世話になった。突如、24時間休むことのできない母親業が始まった。後陣痛や夜間の頻回授乳による睡眠不足、乳腺炎などの胸のトラブル、授乳が正しく行えているか分からない不安、(多少なりとも)実家の家族に気を遣うことによるストレス、息子の些細な変化に怯えスマホで検索して不安…とにかく心身ともに疲れた1ヶ月間だった。(産後1ヶ月間のことはまた別の記事に書きたいと思う。) それに加え、連日テレビでは新型コロナウイルスのヤバさが報道されていた。志村けんさんも亡くなった。なんだか常にブルーだった。結構泣いた。自分はストレスに強く、不安を解消する方法を知っていて、感情をコントロールするのがうまいと思っていたが、完全に勘違いだった。私は自分が期待していたより、あんまり強くなかった。

4月の始めに夫との家に帰り、新生活が始まった。夫は非常に長い育休を取得してくれているので実家にいる時よりもずいぶん楽になった。(夫の育休取得のことはまた別の記事に書きたいと思う。*デジャヴ) 息子が生後1ヶ月をすぎ、本来であればお出かけ解禁のはずだったが、新型コロナウイルスのためどこにも出かけられない。狭い1LDKに親子3人、寝ても覚めても一緒に過ごす。……というわけで、そんな日々が今日まで続いている。さすがに最近は近所の公園にお散歩に行ったりするけどね。

「完璧なキラキラバリキャリママ」という空想

本題に戻る。そんなバタバタの、異例の、大変な、想像もしなかった産後ライフを送るなかで、私は自分の心身の強さ弱さを知ることになった。法定の「仕事復帰しちゃダメ期間」である8週間は引くほどあっという間に過ぎ、素直に「まだ復帰できないし、したくない」と思った。すごいなぁ、自分もこうならなきゃなぁ、と思っていたキラキラのバリキャリママさんのように「私はすぐ復帰したよ?」とはいかなかった。

でも冷静に考えてみると、「キラキラのバリキャリママさん」と私が思っていた方々は、単に私がそういう面を見て、そういう風にカテゴライズしていただけなんじゃないかな。仕事が好きな人はこうあるべきだ!と勝手に捉えていたのは私。だから私もそうならなきゃいけない、と勝手にプレッシャーを感じていたのも私。その方々は、その方々らしく生きていて、その方々らしい発信をしていただけだ。敢えて言うと、「完璧なキラキラバリキャリママ」という存在自体が私の空想でしかなかった!

私は多分もう数ヶ月したら仕事に復帰する。「へー、仕事復帰意外と遅いな」と思う人もいるんだろうし、「もう復帰するの?早いな」と思う人もいるんだろう。これからも仕事を続けていく以上、常に自分の行動を他者から評価されるのは否定できない。だから、どうしても自分の行動が正しいかどうか気になってしまう。だけど、身を置くフィールドによってその評価基準がめちゃくちゃ変わるので、もう「自分にとって心地よく生きる」以外に正解はない気がする。そんな感じで、私はプレッシャーから解き放たれた。自由だーー!

弱さをさらけ出していこう

というわけで、私は、仕事もママ業も華麗にこなし、身なりも綺麗な「完璧キラキラバリキャリママ」は目指さない。(目指す人を否定しているわけではない)

もちろん仕事もママ業も自分の身なりもできる限り頑張るけれど、たぶん弱いところダメなところがガンガン出てくると思う。それが等身大の私なんじゃ。これまで同様、いやもしかしたらこれまで以上に、周りのみなさんに頼ることになるんだろうなぁ。でも、いっぱいいっぱいになりつつも一生懸命生きていれば、これから母親になるかもしれない仕事好きな方々にも、勇気を与えられる気がする。

子育て系のブログ記事も書いていこっと。

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