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10年間のペットロス

by Meggy

犬が好き

昔から、犬が好きだ。世界中のいろんな犬種が載っている図鑑を買ってもらった7歳の私は、漫画よりも、当時お気に入りだった「わかったさん」シリーズよりも、いつも図鑑を眺めて過ごした。

そんな私の元に、雑種の子犬「ヴィオラ」がペットとしてやってきた。姉が友達からもらった犬で、ヴィオラが来た夜、嬉しくて嬉しくてなかなか眠れなかった。

ヴィオラは、パラパラしたドッグフードじゃなくて、缶詰のお肉が好きだった。雷が嫌いで、よく走る犬だった。散歩に行くときの黄色いリードが見えると、興奮して小屋を引きずるほど喜んだ。お風呂が苦手で、洗ったそばから体を汚す習性が理解不能だった。遠くの公園まで連れて行った日、工事か何かで入れなくてふたりでトボトボ帰って来たことがあった。そんなに賢くなかったけど、引くほど脱走してたけど、家族はみんなヴィオラが大好きだった。ヴィオラは2008年に死んだ。大学1年生になったばっかりのとき。

それから犬が苦手になった。

ヴィオラの死からもうすぐ10年

その後、縁あって新たな犬が家族になっても、なるべく感情が入らないようにしてしまっている。「いなくなってしまった時に、思い出が少ない方が悲しまなくて済む」という気持ちがあるんだと思う。というか、ある。

今実家にはトイプードル(クララ♀)がいて、それはそれは可愛い。可愛いのだけど、可愛がりすぎないように線を引いている自分がいて、自分でもこの女々しさに笑ってしまう。加えて、ヴィオラにしてあげられなかったことへの後悔からくる「可愛がりすぎたらヴィオラに申し訳ない」みたいな気持ちもある気がする。

でも、いざクララが旅立ったときには、ヴィオラへの気持ちを重ねて素直に愛を注げなかったことを後悔するのでは…とさいきん思う。難しいよなぁ。

大人になると、死別じゃなくとも「望まない別れ」に幾度となく遭遇する。その度に、「もうこんな想いしたくない」って思ってしまうね。大人って、もっと強いものかと思っていたけど。

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